社畜人生にピリオドをうって、5年。社畜でよかったと思ってます。
今はセミリタイヤ生活(もうすぐ完全リタイヤ)ですが、それまでは、多分、社畜と呼ばれる人種でした。
ただ、社畜の定義がいまいちわからない。
Wikipediaをみると
社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤も厭わない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。「会社+家畜」から来た造語かつ俗語で、「会社人間」や「企業戦士」などよりも、外部から馬鹿にされる意味合いを持つ。
英語圏では同様の概念として「wage slave」(賃金奴隷)が存在する。正社員(正規雇用)のみならず非正規雇用全般(アルバイト・パートタイム・派遣社員・契約社員・嘱託社員等)で、1日8時間より多く働く労働者や、残業手当の支給がない労働者も同等とされる。
だそうです。
あいまいですよね。
正直、社畜と自分で言ってる人の言葉を聞いて、それってそんなにひどいのか?と思っていました。
とりあえず、私の社畜人生?を振り返って今思うことを書いていきたいと思います。
労働環境?就業時間ってどんなもん?
多分一番よく言われる労働時間ですが、、、
当たり前のように残業はありました。大体、朝10時から勤務で早くても終電なので、1時ごろまで。
最低でも15時間はあるってことですね。
終電間際に本日のシンキングタイムがあります。
ここで家に帰るか、徹夜残業をするかです。
深夜残業をした場合は、始発で家に帰りまた10時に会社に戻ってくるという生活ですね。
つわものは、近所の銭湯に行って泊まり込んでまた働くという人も多々いました。
私、一応女子だったので・・・
どんなにつらくても家に帰っていました。
最低15時間でしたが、最大だと、20時間は働けます!
残業が月100時間とかって、、、正直うらやましいです。
私の最大は約400時間、残業240時間ですね。通常の勤務時間が160時間と考えると普通の勤務時間の倍以上残業してることになるわけです。
でも、400時間でも、その会社の勤務時間数TOP10に入れませんでした。
土日も出勤するし、祝日も出勤するし。
残業代は出る?お給料はいい?
えーっとですね、残業代は一切払われていませんでした。
まあ、ブラック企業とかいう言葉が世に出てきてからは、世の中が厳しくなったこともあるし、そもそも、IT系の企業って、ベンチャー出身が多いので、ご存じのとおり、ここ20年くらいで急成長しているんですよね。
なので、会社が大きくなって余裕がでてきたのもあって、最近はお給料もちゃんと払われるし、残業代ももちろん。
休日出勤すれば、代休がもらえたりと、至れり尽くせりの状況になってきたなと思います。
ですが、当時はそんなこと考える余裕もなかったです。
とりあえず、仕事をこなさないと次の仕事がどんどんやってくるんで。
で基本給のところですが、、、小さい会社だったころでも平均的なお給料はもらえていたかなあと。
会社規模を考えるともらえてるほうだったと思います。
それでもその会社を辞めない。
私は転職多いほうです。
ですが、一番ハードな会社で一番ハードだった時期、転職なんて考えもしませんでした。
落ち着いて会社が大きくなってからやめました。
よく社畜をテーマにした漫画とか、ドラマとか、Youtubeとか・・・
何やってるんだろうと考えるとか、、、、そういうのありますけど、あれ、ないです。
ちょっとでもそんなことを考える暇があるなら寝たかったというのが私の本音です。
眠いんですもん。
社畜やらブラック企業やら
最近、本当に世の中整理されている気がします。
子育てで休みを主張するとか、私の時代はありえなかった。。。
正直に子供いるならやめてくれと言われる会社もあるし、子供がいる人は採用できないと言われたことも。
育休とか、子供が病気で休むとか、いいなあって思うんです。
本当にうらやましい。
昔はこうだったというつもりはないです。
私だって、今子育てしてるなら思いっきり権利を主張しますよ、きっと。
でも、当時できなかった・・・
多少具合が悪い子供を家において、自分は仕事に行くということも普通。
いやあ、うちの息子には申し訳ないことしたなあって思っています。
私は社畜を経験しなければ、こんな企業では働けなかった!
今、社畜時代に感謝しているというのは、そこで学んだことがその後の人生を変えてくれたと思っているからです。
正直、学力もないし。(正式には高卒です。)
何かスキルがあったわけでもない。
それでも、会社は私に仕事を任せてくれました。
できないかもしれない仕事でも任せてくれました。
いろんな人がいろんなことを教えてくれました。
会社員としてのマナー、スキルとして売りになるもの、ただ作業をするのではなく考えるということ。
仕事をなぞっているだけでは、成長はできない。
同じことを同じようにやることに価値はない。
常に経験と勘に頼らず論理を。
その会社は私の脳みそを鍛えてくれたといえるかと思います。
期待にこたえられるほどの人材ではなかったと思います。
それでも、みんながあきらめずに教えてくれました。
その結果、今までの人生で転職に困ったことはほとんどないです。
また、お給料もそこそこもらえたので、そのお給料に見合うお仕事をしなくてはいけないということも教えてもらっていたので、必死でした。
他社へうつって、愕然とする。みんなこんなに仕事できないの?
転職後、会社そのもののレベルの低さを知ることがありました。
その社畜時代をすごした会社で学んだことで、ほかの会社の同僚の言ってることの理解ができなかったほど。
会社の愚痴を言って仕事しないやつって、何?
ただ、長時間会社にいるだけで、私社畜っていうやつ、あほ?
なんか、高校生になってから中学生の問題を解いているかのように、仕事が簡単でした。
忙しくても簡単だなあと思っていました。
社畜も悪くはない!そこで自分が何を得られるか・・・
いまどき、そこまでの会社ほとんどないと思います。
そんなことよりも、そこで何を得られるかじゃないですかねええと、おばちゃんは思うわけです。
会社の文句を言ったって仕方ないじゃないですか。
上司の悪口を言ったって、何も変わらないじゃないですか。
それよりも、社畜時間を楽しんだほうがいいかなと。
だって、その会社選んだの自分だし、そこにいるわけですしね。
ただ、セミリタイヤの時期はすぐくる
私の場合は、40歳と決めていました。
それ以上は、働けない。
体力的にももたないし、精神的にもきつい。
だから、ここまでという線をひいていました。
そして、セミリタイヤから5年がたちました、、、
当時の経験や知識が私を助けてくれています。
現在のお仕事のほとんどは、社畜時代に覚えたことでまかなっています。
今を生きる力を得ることのできた私の過去に深く感謝します。
そして、私の過去にかかわってくれた方に、本当に感謝いたします。
これからは、リタイヤ生活を全力で満喫したいと思います。
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