世間体と戦う子育て

2005/05/25

過去記事

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正しいことと、間違えていることの常識の変化について

皆様お気づきでしょうか?



自分たちが子供の頃と今の子供たちを取り巻く環境を考えて

何か思いませんか?

私の息子の小学校では、掃除当番がありません

子供の数が少なすぎて、学校全体を掃除させると子供に負担が大きいからという

理由からです。


業者が入っているため、自分たちの教室の必要最低限しか掃除しなくてもいいの

です。

だから雑巾絞りがいまだにできません。

ほうきを使用することもないため、いまだにうまく掃くことができません。


また、先生は子供を「さん」付けで呼びます。

Aさん、Bさんです。

自分の姓をさん付けで呼ばれる違和感わかりますでしょうか?

日本に多い姓に置き換えてみましょう。

「鈴木さん」「佐藤さん」です。


私の幼少期、先生は「花子ぉ」「太郎~」と呼び捨てでした。

しかも下の名前で。


他にも、変質者が心配だからと門には暗証番号を入力しないとあかない電子ロッ

クキーがかけられています。


何かが変です。


とある学校行事に担当者として参加して「時間だから片付けてぇ」と子供たちに

叫んだことがあります。

校庭内全員に聞こえるように、大きい声で。

そのとき、とある子が私の横を通るときに小声でつぶやきました。

「敬語で指示してください」

(^_^;)\('_') ぉぃぉぃ...


敬語の意味はわかっているんだろうか

この子の親は敬語で話すのか?

○○さん、ごはんのご用意できましたけどいかがいたしますか?

お風呂に入りますか?

大変恐れ入りますが、起床の時間でございます。


(正しくない日本語なら、失礼・・・)


敬語というのは敬うからで、何故私があなたを敬わなくてはいけないのかについ

て考えたりもした。


私は思うわけです。

今の子供たちは怪我をする権利さえ与えられていない。

怪我をしないように、道を整備し、人を配置し、周りが気を使ってあげているわ

けです。


息子と同じサッカーチームに所属している子が大会の日に靴を忘れました。

コーチは前もって、この日の試合はスパイクはだめだよ~と説明しておりました。

それなのに、彼は忘れたのです。

ところが、彼はコーチにこう言いました。

ママが準備を忘れたのだから、ママが悪いと。

ママ同士の連絡網もあり、いそいでそこのママは靴を持ってきました。

ところが、コーチはその子を試合に出しませんでした。


私は、他のママたちほど子供にかまう時間がありません。

だから準備は子供まかせです。


忘れ物をすれば、彼の責任です。

それを今まで申し訳なく思っていました。

でも、このサッカー事件を見て思ったわけです。

手を貸しすぎるのも問題であると。


今の子供たちにかけているのは判断力ではないかと。

それと活力。

全てが整っている箱の中であれば自分の自由です。

ブロイラーと言ってもいいかもしれません。


それは、大人たちが作りあげた常識の中でしか子供たちが生きられないからです。


文部省だって、わからないからこそゆとり教育を打ち出してみたり、偏差値を廃

止したりしているわけです。


そうやってあちこちにぶつかりながらがんばっているわけです。

大人も少し考えましょう。

何が正しくて、何が間違えているかなんてどうでもいいことで。

今の子供たちに何が過剰で何が不足しているのか。

世間体を気にして、周りに足並みそろえるより、自分の考えを信じることを

私は進めます。

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